姿勢

卓球の姿勢はパワーポジションが重要です。

パワーポジションとは、力を出しやすく動きやすい姿勢と言われ、股関節、膝関節、足関節の3つの関節を適度に曲げ、軽くお尻を後ろに引き、上体が軽く前傾姿勢になってるような姿勢です。股関節を折るという表現がよく使われますが、お尻を軽く後ろに引いて、鼠径部を上体と100度前後あたりに角度をつけることが重要です。お尻を後ろに引かずに各関節を曲げただけだと上体が立ったままになり鼠径部に角度がつきません。

スタンスは肩幅より1.5倍~2倍程度広く取るのがいいと思います。狭すぎると離れたボールを取るときに足を大きく動かす必要があり非効率です。違和感なく打てて動ける範囲で広めに取るのがいいと思います。

バック側に立った場合身体が相手のバック側に向いて少し左足前になるように立ちます。フォア側に立った場合は平行スタンスでいいでしょう。

かかと重心だと跳ねるような動きをする卓球では動きづらいので拇指球重心が良いでしょう。実際は足裏全体に体重を乗せるのと拇指球重心を繰り替えすように構えているはずです。伝統空手のぴょんぴょん跳ねる基本姿勢に近いと思います。

台からの距離は深いボールが来てもバックハンドで打てる距離を基準にします。前陣がエンドラインから1メートル、中陣は2メートル、後陣は3メートルなどと定義されていますが、上達するとエンドラインから1メートル以内でラリーしてる選手はほとんどいません。